フィンランド国防軍の迷彩【フィンランド国防軍(FDF)】

フィンランド軍は多くの方がWW2時代の発信をしていますが、こちらでは現代のフィンランド軍の迷彩について紹介していこうと思います。このブログではフィンランド国防軍(FDF)と呼称させていただきます。
FDFでは多くのコンシャツも使用されていますが、今回は一般的なものを。


まずスタンダードな物としてM/05迷彩になります。
【M05迷彩】
フィンランドの迷彩の特徴として胸部左右にポケット、下側にもポケットがあり、上衣だけでポケットが4つもあり、腕にもポケットがあります。ベルクロは片方にのみ付属しており、首元を折り返すのもFDFの特徴的な部分でもあります。国内の多くの部隊はこのM05迷彩を使用しています。


次の写真はリップストップM/05迷彩になります。
【リップストップM/05迷彩】

3人ともリップストップM/05迷彩を使用しています。

主に国外派遣(レバノン)や特殊部隊(2015年ぐらいのuttijager)が使用しているものになります。最近では2018年にあった北欧合同演習で一般部隊も使用されておりました。
特徴としては生地が薄く、最初のM/05とはポケットやベルクロの数、裁断など異なります。


続いて、冬季迷彩になります。
冬季迷彩は2種類あり、先ほどのM/05に白が混ざったものと完全に白ベースになります。

【M/05冬季迷彩】

【冬季迷彩】


この2つを組み合わせて使用している例もあります。


写真などを見ていると1、3枚目の冬季迷彩は市街地での訓練、2枚目は森林での野外戦闘で使用されているパターンが多いと思います(野外戦闘訓練で1、3枚目を使ってる人もいます。逆も然り)


次は砂漠迷彩のM/04になります。

M/04はドイツ連邦軍の3fbに迷彩が酷似していますが、よく見ると違いがあります。
主にアフガンやソマリア、マリといった地域に派兵されている兵士が使用しています。
M04にもノンリップ、リップストップと2種類ありますが比率的にはリップストップ生地のM04を使用しているのが多いです。

【リップストップM/04迷彩】

【ノンリップM/04迷彩】


次は最新の迷彩になります。
【M23戦闘服(NCU)ノンリップ生地(1枚目左)とリップストップ生地(2枚目)】

【冬季M23戦闘服(NCU)】

この2枚はM23戦闘服になります。3枚目は冬季迷彩ですね。
こちらはM/05と同じ迷彩ですが、Nordic Combat Uniform(NCU)という計画から作られた戦闘服なのですがFDFではM23として運用していくようです。
これまでのM05迷彩と比べるとポケットの減少、パンツにニーパッドが付属しているといった変更点が見られます。

FDF公式アナウンスによれば2024年から北部にあるラップランド地方の猟兵旅団(Jääkäriprikaati)空軍、国境警備から段階的に配備していく予定の様ですが現時点(2024/1/29)でまだ使用しているところは見られませんでした。

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